高田RIONの日本一周、原チャリ一人旅

2006年、日本一周の一人旅記録

【佐賀〜鹿児島】編

最初に書いておきたい。

 

佐賀の写真が一枚もない

 

わざとじゃない、、、、

わざとじゃないんだ、、、。

 

本当に大変だったんだ。

 

博多の叔父の家を出発する時、叔父が僕にとんでもないことを伝えて来た

 

 

 

【お前、台風きてるけど行くのか?】

 

 

 

 

 

え?なにそれ?((((;゚Д゚))))

 

 

しかし、そんなのにビビってられない。

足止めされるぐらいなら前へ進むぜ!!

 

って意気揚々と博多を飛び出し

 

佐賀へ向かう山の中で

 

その台風のチカラに殺されそうになる。

 

まっすぐバイクが走らない。

風に煽られて反対車線までバイクごともっていかれる、、、

 

などなど

ガードレール突き破って

この崖から落っこちても発見されないかもしれない、、、

 

そんな恐怖と戦いながら

トロトロと30キロぐらいで走り

トラックに煽られながらも山を越え

 

カッパなど意味はなく

パンツまでビッショリ

 

佐賀に入り、ブルブルと震える身体を温める為にコインランドリーで暖をとるが

一向に体力が回復しない、、、

 

このまま、、長崎まで抜けよう!!

 

ホントに苦肉の策だった。

 

このまま更に3時間も走れば長崎に着く!そしたらもう!

贅沢して!ビジネスホテルに泊まろう!!

それしかない!!

 

そう、おれは疲弊しきった心身を癒すため

初めてビジネスホテルを長崎で使用することを決めた。

 

山を1つ、2つ越えていく。

 

走った!走った!!

 

もうすぐだ!!もうすぐ長崎!!

長崎に着けば熱い風呂と!

ペイチャンネルが俺を待っている!!

 

そう心の中で呟きながら、走り続け、、、

 

 

 

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着いた

 

まるで砂漠の中に突如現れたオアシス。

すぐに駅前のアパホテルに突入し

 

ランドリーにビショビショになった衣服をすべて投げ込み

 

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長崎ちゃんぽん、かきこんで

 

泥のように眠った。

 

 

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翌朝

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天気は曇り、台風で桜は散り

 

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なんともミステリアスな長崎が俺を待っていた。

 

 

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噂通り坂が多い

街もオシャレ

 

ただ曇り空がすごく心までモヤモヤさせた。

 

 

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また平和記念公園に行った。長崎のね。

 

なんだか広島の時と違って

 

この旅で戦争を学びにきたのだろうか?という

変な疑問も浮かんでいた。

 

 

しばらく、そのまま動けずに立ち尽くしていたら

 

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彼が指差す方向が、晴れてきたんだ。

 

なんだか

【そんな深く考えないで、今は楽しめよ】

 

そう言われた気がした。

 

 

よし!!じゃあ楽しむぞ!!

 

そう決めて熊本方面へ目指そうと国道を走り出した時だった!

 

 

 

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なんかいる!!www

 

この人、実は旅人の中では有名な人で

俺も旅をする前からネットの掲示板で

【パンダの格好で日本を歩いている旅人がいる】

と、話題になっていたのだ。

 

まさかこのタイミングで!しかも偶然!

ふつうに国道を歩いていたので

 

すぐ話しかけた!!

よほどフレンドリーでクレイジーな人だと思っていたので!

 

【どうも〜!!知ってますよ!!写真撮っていいですか〜!?】

と聞くと

 

【はい、、、どうぞ、、】

 

 

超テンション低い返事

 

 

で、カメラ向けた時だけフル笑顔。

 

やっぱ、あれですね、、、面白い事をする人は

ミステリアスですな!!(笑)

 

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穏やかな景色の中、しばらくずっと走る。

 

熊本へ渡る為にフェリーに乗る。

 

宮島とは違って、今回はバイクも載せる。

 

バイクに乗りながらフェリーの中に入るんだけど

勝手が解らず最初は緊張した。

 

このままエンジンかかったままでいいのか?

それとも押していくのか?

 

結果、そのままエンジンかけたまま走ってフェリーの中まで行くことを知る。

 

後に何回もフェリーに乗る事になるんだけど。

このドキドキ感は非常に覚えてる。

 

 

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熊本に着く頃にはすっかり夜になっていた。

 

遠目から熊本城を眺め

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栄えているアーケードを何度も往復した。

 

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前日のビジネスホテルのせいで感覚が麻痺してるのか

この日も野宿する気はなく

熊本のカラオケで寝ることにした。

 

どんどん金は減っていく

 

 

 

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鹿児島に入ると

 

桜島を見て思わず

【お〜!!桜島〜!!】

と思わずヘルメットの中で叫んでしまった。

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そもそも

旅人の先輩の【鹿児島ツーリング】の写真を見た事がキッカケで

この旅が始まったようなもんだから

 

すごくテンションが上がっていたんだ。

 

 

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駅は意外とかわいいサイズ

 

 

 

これまた鹿児島のメインストリート演奏していたストリートミュージシャンと交流 

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ただこの二人はユニットじゃなく、さっきそこで知り合っただけ、とのこと

 

そして彼らと長渕剛トークを楽しくしていたら、、、

 

この旅で、初めて怖い人に絡まれるという事態に

 

あんまり詳しくは書けないけど

なんかココまで良い人達ばかりと出逢ってきたから

 

理不尽に絡まれてテンションがすごく下がった。

 

 

 

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気温もすごく暖かくなり

野宿ができそうだったから、その夜は桜島モニュメントがある公園で一泊。

 

 

次の日はいよいよ

沖縄行きのフェリーチケットを買う予定だった。

 

 

さっきの嫌な気分も

もうすぐ沖縄だ!と思えば、どうでもよくなった。

 

 

 

続く