高田RIONの日本一周、原チャリ一人旅

2006年、日本一周の一人旅記録

【札幌〜稚内】編

余市を出発して

 

ひたすらまたバイクを走らせる。

 

出逢いと別れに慣れ

 

すべてが愛おしく思えてくる。

 

 

歌を口ずさみながら小樽へ到着。

 

 

小樽を観光して

オシャレな街を歩きながら

 

甘いソフトクリームを食べ。

 

 

その日、泊まろうと計画していたライダーハウスは

 

まだオフシーズンのため、営業していなかった。

 

 

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北海道と言えばライダーハウス

 

夏やゴールデンウィークはたくさんのライダーで賑わうと聞いた。

 

でも、俺が行った季節は

 

やっぱりまだ早かったみたいだ。

 

 

 

次の日

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札幌に到着。

 

 

まるで東京に戻ってきたと錯覚するような大都会に

 

戸惑った。

 

 

 

俺バカだけど

 

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クラーク博士のこの言葉は、なんかグッときた

 

 

 

 

 

都会は好きだ

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好きなんだけど、今回の旅は

 

やっぱり観光目的じゃないんだな〜と実感。

 

 

 

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いくら札幌の街を歩いても

 

ジンギスカン食べても

 

なんだかすぐに街から逃げ出したくなって

 

 

俺はその日のうちにバイクを走らせ

 

 

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名も知らぬ原っぱで眠った。

 

 

 

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そして、俺の小さな夢が叶う瞬間はやってきた

 

 

 

道北へ向かい

 

稚内へと向かう道に

 

オロロンラインという

 

ライダーの聖地がある

 

 

 

 

ただ何もない道を

 

 

先が見えないロングストレートを、、、

 

 

バイク乗り達はただ風を感じにいくのだ。

 

 

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海沿いを走り、北へ、北へ

 

 

 

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本当に、、道だ。

 

ひたすら道。

 

もう頭がぶっ飛ぶほど

 

気持ちがいい。

 

ハンドルなんて一切動かさない

 

アクセルをひねるだけ。

 

 

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左には利尻富士

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右にはサロベツ原野

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この日のために

当時高校生だった俺は免許を取ったのかもしれない

 

と思ってしまう。

 

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ずっと忘れない。

 

 

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いつか

ジジイになった時も

 

 

【いぇーい!!!!】って

 

 

叫びながらこの道を走りたい。

 

 

 

 

 

 

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続く