高田RIONの日本一周、原チャリ一人旅

2006年、日本一周の一人旅記録

【ありがとう北海道】

カップルで行ったら幸せになれると言われている、、

 

愛国駅と幸福駅にも行った。

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愛の国から幸福へ、、、

 

って俺がココに来てなんの意味があんだよ!?

 

って自己嫌悪。

 

 

 

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森進一の襟裳岬を歌いながら

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襟裳岬へ

 

なにもない春です〜♪

 

自分ともシンクロしてた。

 

 

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新冠あたりにある

無料ライダーハウスへ!!

ここも元は電車の車両だったんだ。

 

 

今度こそは、、誰かと楽しい夜を過ごしたい!!

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結果

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安定のひとりぼっちwww

 

 

壁にはたくさんの楽しそうな思いでのラクガキがあるのに!!!

 

くそ〜!!

 

 

じゃあ俺も今の気持ちを率直に書いてやる!!

 

 

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です。

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ちょうどこの頃

 

バイクのメーターは【33333】に

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いや、別に意味はないんだけどね。

 

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【そろそろ北海道一周できたかい?】

 

余市でお世話になった高安さんからメールがきた。

 

俺は猛烈に嬉しくなって

この一週間の北海道一周を高安さんに聞いてもらいたくて

 

【あの、、マジでもう一回余市行っていいですか!?】

 

とメールを送り返す。

 

 

すぐに

 

【あたりまえじゃないか!】

と、メールが帰ってくる。

 

 

俺はそこから半日異常バイクを飛ばし

一気に余市までバイクを飛ばした。

 

 

 

途中の小樽で衝動的に髪を切ったが

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それ以外は本当にノンストップで走り続けた。

 

 

 

余市に着き

 

高安さんの家に着くと

 

疲れ果てた自分を解ってくれていたのか

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鍋を用意してくれていた

 

 

 

高安さんのお知り合いの方も合流し

3人で夜遅くまで楽しく話、北海道の思い出話だけじゃなく

 

日本一周の思い出話まで、たくさん語ってしまった。

 

 

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あれ??

 

ちょっと待てよ

 

思い出話をしている時点で、、、

 

もう、この日本一周の旅は、、完全に

 

後半戦なんだな、、、

 

 

そう感じた。

 

 

 

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翌朝、北海道を離れるため函館に戻る事に決めた俺は

【また必ず余市に来ます!】と固く握手をし

高安さんと別れた。

 

彼の目には、うっすら涙が浮かんでいて

 

俺も同じように

エンジンをかけて走り出した2分後には

 

【ありがとうございましたー!!!】

 

と叫びながら泣いていた。

 

 

 

 

 

 

函館に着き

 

 

フェリーに乗りこむ

 

 

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楽しかった北海道

最高の景色を見れた北海道

人の優しさに触れた北海道

色々と人生を考えた北海道

 

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こうして俺の旅は、現実に引き戻されていく

 

再び青森に着き、チャリダーの人とキャンプをした

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彼はこれから北海道に行くらしく

旅人はみんなこれから北海道に行くんだよ!!と

 

やはり俺が少しシーズンを間違えていたことを教えてくれた。

 

 

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実は、、、ここから

 

あんまり記憶がない。

 

 

東京が近づくにつれ

 

 

頭がボーッとなっていく

 

 

 

ヤバい

 

旅が終わる

 

 

 

東北は母の実家があるため

何度も足を運んでいる。

 

そのせいもあるのかもしれない。

 

青森、岩手、宮城と

 

雨の中をただ走っていた

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子供の頃からお世話になってる祖母にも会いに行った。

 

 

みんな元気そうでよかった。

 

 

しかし、なんだか田舎に寄ってしまったことも

 

気が抜けてしまう原因になってしまった。

 

 

 

寝る場所ある

ご飯ある

やることなし

 

 

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散歩したり

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ボーッとしたり

 

 

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日本三景のラスト、松島をコンプリートしても

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叔父の農業を手伝ってみても

 

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なんか違う気がした。

 

 

 

 

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気をつけて東京に帰るんだよ!

 

そう送り出してもらって

 

福島で感覚を取り戻そうと早速野宿をしてみた。

 

 

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違和感が止まらない

 

 

 

やばいやばい

 

マジで終わる。

 

 

この旅だけに情熱を注ぎ

 

この旅だけを楽しみに生きてきたのに、、、

 

 

また東京で元のバイト生活??

 

 

う〜、、なんだか

 

 

ハートは強くなったし

サバイバル感も味わえた

 

でも

 

エンディングってこういうもん?

 

 

こんなあっさり終わってしまうの?

 

 

 

スッキリしないまま、茨城県に入ると

 

もう道路標識にさえ

 

【東京まで○○キロ】

って出ちゃってる。

 

 

 

家からいつも行ける千葉の稲毛海岸にバイクを止めた時は

 

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この海の色に愕然とした。

 

 

 

あれ、、、ちょっと前まで

 

 

 

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こういう景色に包まれていたんだけどなぁ

 

 

 

 

 

 

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お台場に着いた時

 

 

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レインボーブリッジを見下ろし

 

急に謎が解けた

 

 

そうか、、、なんかこの旅の終わりでスッキリしないのは

 

 

 

 

 

ラスボスがいねぇからだ

 

 

 

 

 

 

 

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俺は家に帰らず

 

もう一度バイクにまたがり

 

再び神奈川、静岡方面へと走り出した

 

 

 

 

一度通ったはずの道をもう一度走る

 

 

山が見えてくる

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思えば出発初日にそいつの姿は確認してる

 

 

 

 

そう、、、この旅のラストは

 

 

あの日本一デカい

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あのプリンに挑むしかない。

 

 

 

まるで旅の出発前に戻ったようなテンションだった。