【ありがとう北海道】
カップルで行ったら幸せになれると言われている、、
愛国駅と幸福駅にも行った。
愛の国から幸福へ、、、
って俺がココに来てなんの意味があんだよ!?
って自己嫌悪。
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森進一の襟裳岬を歌いながら
襟裳岬へ
なにもない春です〜♪
自分ともシンクロしてた。
新冠あたりにある
無料ライダーハウスへ!!
ここも元は電車の車両だったんだ。
今度こそは、、誰かと楽しい夜を過ごしたい!!
結果
安定のひとりぼっちwww
壁にはたくさんの楽しそうな思いでのラクガキがあるのに!!!
くそ〜!!
じゃあ俺も今の気持ちを率直に書いてやる!!
です。
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ちょうどこの頃
バイクのメーターは【33333】に
いや、別に意味はないんだけどね。
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【そろそろ北海道一周できたかい?】
余市でお世話になった高安さんからメールがきた。
俺は猛烈に嬉しくなって
この一週間の北海道一周を高安さんに聞いてもらいたくて
【あの、、マジでもう一回余市行っていいですか!?】
とメールを送り返す。
すぐに
【あたりまえじゃないか!】
と、メールが帰ってくる。
俺はそこから半日異常バイクを飛ばし
一気に余市までバイクを飛ばした。
途中の小樽で衝動的に髪を切ったが
それ以外は本当にノンストップで走り続けた。
余市に着き
高安さんの家に着くと
疲れ果てた自分を解ってくれていたのか
鍋を用意してくれていた
高安さんのお知り合いの方も合流し
3人で夜遅くまで楽しく話、北海道の思い出話だけじゃなく
日本一周の思い出話まで、たくさん語ってしまった。
あれ??
ちょっと待てよ
思い出話をしている時点で、、、
もう、この日本一周の旅は、、完全に
後半戦なんだな、、、
そう感じた。
翌朝、北海道を離れるため函館に戻る事に決めた俺は
【また必ず余市に来ます!】と固く握手をし
高安さんと別れた。
彼の目には、うっすら涙が浮かんでいて
俺も同じように
エンジンをかけて走り出した2分後には
【ありがとうございましたー!!!】
と叫びながら泣いていた。
函館に着き
フェリーに乗りこむ
楽しかった北海道
最高の景色を見れた北海道
人の優しさに触れた北海道
色々と人生を考えた北海道
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こうして俺の旅は、現実に引き戻されていく
再び青森に着き、チャリダーの人とキャンプをした
彼はこれから北海道に行くらしく
旅人はみんなこれから北海道に行くんだよ!!と
やはり俺が少しシーズンを間違えていたことを教えてくれた。
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実は、、、ここから
あんまり記憶がない。
東京が近づくにつれ
頭がボーッとなっていく
ヤバい
旅が終わる
東北は母の実家があるため
何度も足を運んでいる。
そのせいもあるのかもしれない。
青森、岩手、宮城と
雨の中をただ走っていた
子供の頃からお世話になってる祖母にも会いに行った。
みんな元気そうでよかった。
しかし、なんだか田舎に寄ってしまったことも
気が抜けてしまう原因になってしまった。
寝る場所ある
ご飯ある
やることなし
散歩したり
ボーッとしたり
日本三景のラスト、松島をコンプリートしても
叔父の農業を手伝ってみても
なんか違う気がした。
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気をつけて東京に帰るんだよ!
そう送り出してもらって
福島で感覚を取り戻そうと早速野宿をしてみた。
違和感が止まらない
やばいやばい
マジで終わる。
この旅だけに情熱を注ぎ
この旅だけを楽しみに生きてきたのに、、、
また東京で元のバイト生活??
う〜、、なんだか
ハートは強くなったし
サバイバル感も味わえた
でも
エンディングってこういうもん?
こんなあっさり終わってしまうの?
スッキリしないまま、茨城県に入ると
もう道路標識にさえ
【東京まで○○キロ】
って出ちゃってる。
家からいつも行ける千葉の稲毛海岸にバイクを止めた時は
この海の色に愕然とした。
あれ、、、ちょっと前まで
こういう景色に包まれていたんだけどなぁ
お台場に着いた時
レインボーブリッジを見下ろし
急に謎が解けた
そうか、、、なんかこの旅の終わりでスッキリしないのは
ラスボスがいねぇからだ
俺は家に帰らず
もう一度バイクにまたがり
再び神奈川、静岡方面へと走り出した
一度通ったはずの道をもう一度走る
山が見えてくる
思えば出発初日にそいつの姿は確認してる
そう、、、この旅のラストは
あの日本一デカい
あのプリンに挑むしかない。
まるで旅の出発前に戻ったようなテンションだった。