ラストデイ
約2週間の沖縄ライフ
ある朝、洗濯を終えた時
急に思った。
【今日、この島を出なきゃ】
居心地が良すぎていつまでもここにいてしまいそうな気がした。
みんなに話すと不思議なもんで
全員同じ事を感じていたらしく
明日、全員それぞれの旅へ出よう。
ってことに急遽決まった。
やっぱりみんな旅人だから同じ事を思うみたいだ。
最終日、夜に宴会をしようと約束し
昼間はとにかくやりたいことをした。
1人、山を目指す。
あれに登って、この島の景色を見て
思いでを刻もう。
いざ!気になっていた野底マーペーに。
これが前日の雨で泥濘んでいたせいか
予想よりもキツい、、、、。
【最後まで頑張れ!!】
その言葉に励まされ
なんとか頂上へ!!
この先っぽに立つのが本当に怖かった!!
夜になる前に下山し
伊野田キャンプに戻ると、、、、
ウソップ氏がドブガニを掴まえたそうで、、、
なぜか俺の鍋で煮る事に、、、、
いや、、なんか見た目は大丈夫そうだけど、、
なんか、、鍋見たら、、
すごいドス黒い液体出てますけど!!
でも塩で食ったら、、
美味い!!
お酒も進み、思い出話も盛り上がる。
みんなのそれぞれの行き先を聞く事に
西表にいく者
那覇に戻ってゆっくりする者
関西に行くもの者
そして俺は鹿児島に戻る。
最終日だし
初めてみんなの前で歌を歌う事に。
この夜に、みんなに【いいよ!音楽やれよ!】ってもらったことが
すごく嬉しかった。
サヨナラ石垣島。
行きは1人だったフェリー
帰りは友達と乗ってる。
不思議なもんだ。
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更に面白い事は続くもんで
急に船内にアナウンスが流れる。
【只今、積み荷にトラブルがあり宮古島にしばらく停泊します】
という奇跡のアナウンス。
なんと、宮古島をしばらく観光しててOKという許可まで出た。
俺たちにとってはラッキーなアクシデント
急遽、宮古島観光へ
みんなで宮古牛食べ放題という看板を見つけ、、
【いっちゃう? いっちゃうか!?】
そんなノリで贅沢にも焼き肉を食べた。
おじさんも大喜びである。
昔は、この石より背が伸びると税金取られたらしい。
俺、アウト。
そうこうしてると船が動くと連絡があり
急いで乗り込む。
そこからまた那覇に向けてゆっくりと船は進む。
だんだんとビルが見えてきた。
那覇に着くと
なんと、その日は那覇ハーリーというお祭り当日だった。
とことん運がいい。
あのタイミングで石垣を出たのはやっぱり何かに導かれたんだと思えた。
バンドの演奏を聴き
花火を見て。
【また必ず会おう!】と握手をしあい
仲間たちを見送り
俺はそのまま、近くの港で野宿をした。
翌朝
バイクを載せ
沖縄に手を振った。
24時間の船旅。
すごく寂しかったけど
鹿児島に着いた時は、もうワクワクしていた。
なんか急にレベル99になって帰ってきた気分だった。
またすぐに桜島フェリーに乗り換え
桜島を観光
今度は九州の反対側
宮崎、大分方面を目指すため
旅を再会させるのであった。